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『買われた』展 少女の"売春"の背景に何が
「賣身」展 賣春少女背後的故事

 

※2016年8月12日にNHK NEWS UPに掲載されたものです。
本文刊登於2016年8月12日NHK NEW UP。

かつて「売春」を経験したことがある少女たちが、その背景や自分たちの思いを知ってほしいと、写真や手記などを通して訴える「私たちは『買われた』展」が、8月11日から東京・新宿区で開かれています。
インターネット上には、開催の前から、少女たちの訴えを批判・中傷するツイートが多く投稿されていました。
こうした中、開かれた企画展。主催者は何を伝えたかったのでしょうか。
自8月11日起於東京新宿區舉辦的「賣身的我們」展,展出的是一群有賣春經驗少女們的相片和手札,希望藉此向世人訴說自己背後的故事以及心路歷程。但早在開展前,網路上已大量出現抨擊這些少女的推文。
主辦人是為了傳達什麼,而策劃了這樣一個特展的呢?

 

■「そこに至るまでの背景がある」■
「我們淪落至此的苦衷」
企画展は、少女たちを支援する一般社団法人「Colabo」と、北海道から九州までの各地で暮らす14歳から26歳までの女性24人が主催しました。かつて「売春」を経験した24人の体験を再現した写真や手記など、およそ100点が展示されています。
たとえば、振り袖から見える腕に多数のリストカットの痕が残る写真。家族から性的な虐待を受け続け、16歳の時に売春をし、
自傷行為を繰り返した女性が20歳まで生きてきた証しとして撮影したといいます。
本次特展是由支助這群少女的一般社團法人「Colabo」以及來自北海道到九州一帶,年齡介於14到26歲的24名女性所主辦。現場展出約100件相片和手札,記錄著這群少女從事賣春的過往。

例如其中一張身穿振袖和服的女孩照片中,伸出袖子的手腕上布滿割腕的痕跡。據說這名少女持續遭到親人性虐,16歲開始賣春以及反覆的自殘行為,這張照片,是作為自己活到20歲的證明而拍攝的。

15歳の女子中学生の手記には、食べるものもなく、また、親の暴力に怯えながら生活する中、売春するようになった経緯が次のように綴られています。

「母親が家に帰らなかったため、妹と2人で駅前に立ち、食事を与えてくれる人を探した。母親が再婚すると、暴力を振るわれた。
ある日、街で見知らぬ男に『どうしたの?』と声を掛けられ、事情を話すと『お腹すいてるでしょ』と言い、コンビニでおにぎりを買ってくれた。
コンビニを出ると手をつないできて、男の自宅に着いた。抵抗したら殴られると思い、抵抗できなかった。
家に居られないとき、声を掛けてくるのは男の人だけだった。
頼れるのはその人たちしかいなかった」。

一名15歲國中女孩在手札裡,一句句寫下了自己如何在三餐不繼,還受到父母暴行的生活壓力下,開始賣春的經過。
「等不到媽媽回家,於是和妹妹兩個人站在車站前,找願意給我們東西吃的人。媽媽再婚後,我們開始被家暴了。
有天在路上,有個不認識的男人跑來問我們怎麼了,聽了我們的故事後,說著:『你們一定餓了吧』,到便利商店買了飯糰給我們。一走出便利商店,就被他拉著回到他家,因為害怕被打也不敢反抗。
每當回不了家時,只有男路人會來和我們說話,我們能依賴的就只有那些人了。」

■ネット上には中傷が■
網路上的批評聲浪
この企画展の開催を前に、インターネット上には少女たちの訴えを批判・中傷するツイートが多く投稿されました。中には、「自分の意思で売ったんだろ」「被害者面するな」という声もありました。
在此次特展舉行前,網路上出現許多批判和中傷這群少女的推文。其中不乏「根本是自願賣的吧」、「少裝出一副受害者的模樣」之類的言論。

■「売春」は気軽に??一石を投じたい■
希望大家想一想 賣春只是因為我們隨便嗎?
主催した「Colabo」の代表・仁藤夢乃さんが、今回の企画展を開くことにしたのは、少女たちを批判するツイートに象徴されるような、世間のイメージに一石を投じたいと考えたからです。
ある大学で講演をした際、学生たちに売春をする少女のイメージを尋ねたところ、「快楽のため」「その場限りの考えで気軽に」「好きでやっている」という意見が相次いだことがきっかけの1つでした。
仁藤さんは支援する少女たちとの関わりの中で、売春に至るまでには、虐待や貧困など、様々な背景があることを知っていました。
だからこそ、今回のネット上の反応を知り、多くの人に会場に足を運んでもらい、「実態を知って欲しい」と考えています。
主辦的社團法人「Colabo」代表仁藤夢乃表示,批評這些少女的推文象徵了一般世俗的刻板印象,而此次特展就是為了激發大眾重新思考這個問題而辦的。

有次她到大學演講,詢問學生們對賣春的少女有什麼印象時,學生紛紛回答:「為了追求快感」、「一時草率的選擇」、「是自己想做的」,是她企劃這個特展的契機之一。
她在與自己支助的這些少女相處過程中,發現受虐、貧窮等種種原因,讓這些女孩走上了賣春一途。
也因此,看到網路上的負面言論的她,期盼大家能親自來到展場,「了解一下實際狀況。」



■参加した少女たちの思い■
參展少女們的心境
では少女たちは、何を伝えたいと考えているのか。記者が会場で取材したところ、次のように話していました。

すみれさん(仮名・18歳)
「これまで『買われた』過去を隠して生きてきましたが、一生懸命、自分の過去と向き合おうとする他の子を見て、私も向き合いたいと思いました。もっと色んな人に知ってもらいたい」。

なおさん(仮名・16歳)
「暴力や虐待などつらい思いをしている人がいる。好きでやっているのではなく、せざるを得ないこともある。思い出したくないし、怖かったけど、写真を載せることで伝わればいいなと思いました」。
而這群少女,想透過展覽傳達的又是什麼呢?記者到了現場採訪後,得到了下述的答案。
sumire(假名/18歲)
「一直以來我都隱藏著自己以前賣春的事,但在看到了其他勇敢接受自己過往的女孩子後,我也想好好面對自己,想讓更多人知道我們的事。」
nao(假名/16歲)
「許多人都有被施暴或虐待的創傷。有些人不是出於自願,而是逼不得已才這麼做。雖然我不想再回想、也覺得很害怕,但希望能透過照片傳達我們的處境。」


Colaboの仁藤夢乃代表は、
ネット上の批判も、少女たちのことが理解されていない今の社会の現実だと感じています。その上で「自己責任と捉えられることが多いが、彼女たちの責任だけではなく、様々な問題が背景にある。彼女たちの姿を伝えることで、その背景に目を向ける人が増えてほしい」と話しています。
「私たちは『買われた』展」は、8月21日まで、東京・新宿区の「神楽坂セッションハウス」で開かれています。
「Colabo」代表仁藤夢乃表示,網路上的批評,以及現實中社會大眾對於這些少女的不諒解自己都看在眼裡。對於這樣的現況,她說:「雖然很多人覺得她們要為自己的行為負責,但這並不單單是她們的責任,是有種種問題造成了這種結果。我們希望大家看到這些女孩,能讓更多人關注她們背後的故事。」
「賣身的我們」展覽至8月21日止,於東京新宿區的「神樂坂session house」展出。

 

 出自NHK生活情報blog  http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/251174.html#more

 

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